Kim WooSang(キム ウサン)さん情報理工学研究科・情報学専攻 修士1年
シカゴ大学 Computer Science Student Summer Research Fellowship Program
みんなへのメッセージ
今回訪問したシカゴ大学サマープログラムはかなりタイトなスケジュールでしたが、メタな方法論を学ぶことができ、研究者としても人間としても成長ができたと思います。また、HCI分野の最前線で活躍している方の様子を見ることができ、Ph.Dを考えている方などにはキャリアについてより深く考えることができると思います。主に研究をしていましたが、週末には観光もしていて、多くの博物館にいったり、シカゴのダウンタウンなどにも行って遊ぶこともできました。また、同じ研究室に同期がいて、一緒に頑張り、頼りになりました。電気通信大学から手厚い経済的な支援もいただき、困ることなく生活することもできました。
シカゴ大学は、とてもいい環境で日本では見られないことや経験を積み重ねることができるので、ぜひ留学を考えている方はTOEFLの勉強を事前にして、留学の準備をすることをおすすめします。
シカゴ大学サマープログラムの準備と選考
提出書類は、TOEFLの他に、志望動機、CV(Curriculum Vitae)、成績書、推薦状を準備する必要があります。志望動機はシカゴ大学で行きたい研究室に絞って、その研究室に自分が必要な理由をアピールしたり、やってきた研究やプロジェクトを具体的に書くといいと思います。書類審査が終わると、インタビュー(面接)があります。自分の研究を紹介したり、ハードウェアや賞を取った作品について質問されました。合格通知をもらったら、行く前には、そこまで心配はせず、着々と準備をすれば十分でした。
留学の概要
Haptics系分野の最前線で活躍している研究室の高度な方法論や企業との関わりや研究の動向などを知りたくて、シカゴ大学のHuman Computer Intergration(HCI)ラボに留学をしました。研究室内部で実際に横で見習い、経験することができました。特にラボメイトで、メンターのような役割をしてくれる人が存在し、研究の方向性を議論することだけでなく、研究をしながら詰まった時、サポートしてもらいました。Metaやマイクロソフトなどトップ企業でインターンをしているメンバーも多数いて、企業とアカデミアの違いや企業の事情などについて聞くこともできました。また、アメリカでのPh.Dの生活についても知ることができました。
キャンパスもきれいで、大学ランキングも高いため、今後の自分のキャリアにも役に立つと考えられます。
Ph.Dについて
Ph.Dについて印象が変わりました。研究は長い間一つのことをずっと行う必要があると考えていましたが、多様な分野の研究をしたり、複数の研究を進めたり、デザイナーとの協業や企業のインターンなど多様な分野にも挑戦できることが分かりました。また、(アメリカでは)お金も支援してもらえることがわかり、Ph.Dの道も魅力的だと考えなおしました。
もっと詳しくは……
留学報告書に、「費用」「ビザ」他さらに詳しい情報や写真があります!
Kimさん自身のWEBサイトのURLもあります!
作成日:2024年8月30日 / 更新日:2024年8月30日