Tさん情報理工学域Ⅰ類2年
1.淡江大学(台湾)語学留学への参加動機
今まで一度も海外に行ったことがなく、大学在籍中に一度は留学したいと考えていました。そのため休暇中の留学プログラムが出る度に毎回目を通していました。そんななか、中国語圏で且つ比較的費用が少ないプログラムだと思い申し込みました。
中国語は大学に入って第二外国語で選択してから約2年間勉強をしてきました。せっかく勉強しているのであれば、もっと話せるように、聞けるようになりたい、中国語に限らず今後に向けてのターニングポイントにしたいと思い留学を決意しました。正直なところ、2週間では語学を身につけるには短期間すぎるのではないかと感じていました。結果的には、2週間でも十分に勉強できましたし、授業に限らず日本との文化の違いを十分に経験することができました。
授業は全て中国語で行われるため、初めは話についていくことだけで精一杯でした。中国語を聞きとる事自体が初めてのことでしたが、先生のサポートにより日に日に聞きとれる事が増えて行き、授業の成果が実感できて嬉しかったです。授業は4クラスに分かれて行われました。国名や量詞などは日本では習わなかった範囲まで教わりました。また私のクラスでは、ただ覚えるのではなくゲーム方式だったので楽しみながら効率的に学習できました。写真は国旗と国名の神経衰弱ゲームの様子です。国旗も中国語の国名も覚える必要がありとても難しかったですが、グループで協力して取り組めました。
3.授業以外の活動について
自由行動の休日には、九份や故宮博物館などの観光名所に行きました。中正紀念堂も含め、その景観の荘厳さを体で感じられました。展示品の説明文は難しかったのですが、読めなくても、台湾の文化、歴史を肌で感じることができ存分に楽しむことができました。
4.生活一般について
お昼や放課後には大学の近くで食事をとりました。食事処は第二の語学勉強の場でした。台北は観光地でもあるため、メニューは日本語表記を用意しているお店も多いです。そのメニューから勉強したり、中国語で注文をしたりして授業で習ったことを実践しました。特に数字のリスニング力は格段に上がりました。
台湾はバイク移動する人が多いことで有名ですが、そのせいか交通環境が日本とは幾分か違いました。日本のように歩行者優先ではないため、横断歩道を渡る時に車の勢いに驚いたことが何度かありました。
5.今回の留学を通じて得たこと
語学力向上はもちろん、各所で文化の違いを実際に体験出来た事は大きかったです。また、初めて「海外からの観光客」という立場になったのですが、今まで気にも留めなかった事に対して不安を感じました。そんな時、現地の人の理解や手助けは大きいと感じました。
今まで日本にいて多くの観光客の方を見てきましたが、彼らもまた「悪意がなくても他国ではマナー違反かもしれない」と、行動の一つ一つに不安を感じながら過ごしていたかもしれません。たとえ片言でも、声をかけてもらえることは嬉しいものです。海外に行ったからこそ気づいた不安を活かして、日本で小さな文化交流を始めたいと思いました。
6.その他参加希望者へのアドバイス
迷ったら行くべきです。私は海外に行くこと自体が初めてだったので、倍の感動があったのかもしれません。それを差し引いても、後悔しないだけの経験、勉強ができますし、同じ目標を持った友人に出会うこともできます。これまでの生活では得られなかった時間を得られます。これからの生活を変える時間を得られます。行くことで感じること、発見すること、学ぶことは人それぞれですが、どれも必ず自分の財産になります。少しでも興味があるのならば、是非ともまずは国際教育センターや留学に行った人に話を聞きに行ってほしいです。語学力をあげたい、海外に行ってみたい、文化交流したい、心機一転する場をつくりたい、どのような動機でもきっと留学すればそれに見合った素晴らしい時間を過ごせます。
作成日:2018年3月20日 / 更新日:2018年9月18日