川畑 健大朗さん先進理工学科 2年
1.アリゾナ州立大学(アメリカ)語学留学への参加の動機
大学入学時から海外に行きたいという思いはあり、定期的に留学ガイダンスに参加していましたが、決心する勇気がなく参加できずにいました。しかし友人などが海外に行き、大学生活の中で何か大きなことをしているのを見聞きして自分も挑戦してみようと思いました。
2.授業、大学主催の交流活動について
アリゾナ州立大学での授業はすべて英語で行われ、日本のように学生が受け身になって先生の話を聞く形式ではなく、学生と先生が意見を交わしながら進めていきます。クラス編成は15人程度でした。そのうち日本人は3割程度で、他は中国人、サウジアラビア人、台湾人、インドネシア人などでした。授業以外に、毎日のイベントが豊富で、国際交流の場所としては最高の環境でした。私が主に参加していたのは、communication group という先生と留学生が昼休みを利用してゲームや文化交流をするものでした。
またプログラムの一環として、セドナというパワースポットとしても有名な場所を訪問しました。とても壮大な景色を現地の友達と楽しむことが出来ました。
3.授業以外の活動について
特に印象に残ったのが週末に行ったグランドキャニオンでした。日本にはない広大な大自然は圧巻の一言であったので、機会があれば是非行ってみることをお勧めします。
スポーツ観戦やショッピングなども楽しむことが出来ました。気候の良さから、毎春、大リーグの様々な球団がアリゾナにてスプリングキャンプを行っています。今回は、WBCの日本代表なども来ていました。
4.ホームステイや生活一般について
ホームステイ先には、ホストマザーと自分の他に3人の日本人が滞在していました。ホストマザーは、私たちの英語力の向上のため、1日1単語を教えてくれるなど、とても親切にしてくれました。
食事は野菜があまり出ないので、自分でバランスに気を付ける必要があります。味はとてもおいしいものばかりでした。人々はとてもフレンドリーで、町を歩いているといろいろな人が話しかけてきます。物価はやはり飲みものが高いと感じました。500mlほどの水が日本円で200円程度でしたので水筒をホストマザーから借りていました。
5.今回の留学を通じて得たこと
1か月という短期間の留学でしたが、語学力は多少身についたのではないかと思います。特にリスニングに関して、最初は苦労したのですが、だんだん理解できるようになってきました。
今回の留学では日本人の国民性というものが理解できたような気がしました。具体的には、授業時間を守り宿題をしっかりとやってくるという当然のことを1か月間きちんとやっていたのは日本人だけでした。しかし授業態度をみると日本人は受け身なのに対し、他国の生徒は積極的に自分の意見を言います。また、スペイン語、英語、日本語、中国語が話せる方など、志の高い方たちとも出会えて刺激になりました。
自分の今後の目標ですが、2020年に東京オリンピックが開催されます。今回の留学で仲良くなった友達も来てくれます。それまで引き続き英語の勉強をして、再会時にはより流暢に英語でコミュニケーションをとることを目標に頑張っていきたいと思います。
6.その他参加希望者へのアドバイス
語学力に関しては、どんなに拙い英語力でも話そうとする意志があれば相手も頑張って聞き取ろうとしてくれるので心配はありません。留学は旅行とは違い現地の人と密に触れ合うことが出来て、様々な文化を現地の人達を通じて感じることが出来ます。そして何より留学は学生のうちにしかできないので少しでも興味があるのならすべきだと思います。ほんとに貴重な時間を得ることが出来ました。
作成日:2017年3月31日 / 更新日:2017年9月28日