天野 悠平さん先進理工学科 2年
1.ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)語学留学への参加の動機
1年前の後期の時期に、春休みを利用しての語学留学があることを知り興味を持ちました。そして今年の4月、同様に夏休みを利用しての語学留学の説明会に参加し、念願だったカナダにいけるということ、3週間という期間がちょうどいいこと、両親や親戚の後押しがあったことから参加することを決めました。
2.授業、大学主催の交流活動について
週5日午前と午後のクラスがありました。クラスは15人ほどの少人数制で、初日のテスト結果によってレベル別に分けられました。私は1番上のクラスになり、非常に良い刺激になりました。授業内容は難しく苦労しましたが、先生やプログラムのスタッフが親切に応対してくれたのでとても心強かったです。
3.授業以外の活動について
語学留学は授業だけではありません。放課後や土日などの休日もあります。過ごし方は主に2通りの方法があります。1つは同じ大学の学生やクラスメートと一緒に計画を立てて行動する。もう1つは現地の大学で開催されるイベントに参加する、のどちらかになります。私は、自分で計画を立てて自由に行動することが好きなので、前者の方法で過ごしていました。朝、友達とダウンタウンで集合、観光地を巡り、夜は現地で人気のレストランでディナー。1つ1つのことが新鮮で、楽しいという言葉では表しきれないくらい素晴らしい時間を過ごすことができました。
バンクーバーおすすめ観光スポットはスタンレーパークです。海をみながらのサイクリングが最高です。
4.ホームステイや生活一般について
退職されたおばあさんが1人暮らしをしていて、そこに滞在させていただきました。ホームステイ生活の基本である"house rules"を守って生活しなければなりませんでした。ただ、内容は理不尽でも難しい内容でもなく、ホストファミリーが自分たちを「お客さん」ではなく、「家族の一員」として受け入れてくれたということを知りました。ホストファミリーのイメージ(先入観)を持っていたので最初にホームステイ先の家族の詳細を知ったときは不安でしたが、ホストマザーは明るく優しくてとても良い方でした。先入観を持たずに留学に臨むことと、どのような家庭でも悪い人は誰一人としていないということを念頭に置いていただければと思います。
5.今回の留学を通じて得たこと
一番大きな成果としては英語能力の向上が挙げられます。短期間でスピーキングとリスニングを向上させることができました。能力の変化のほかにも、価値観や世界観の変化があったと感じています。たとえば、現地の人たちはとても親切かつ社交的です。シャイな日本人とは違い、自分のアイデンティティをしっかりと持っているという印象を受けました。日本に帰ってからこの点を考えれば考えるほど、自分が実践すればいいのではないかという思いが強くなりました。端的には、「現地の方々に学ぶ点が多い」ということです。
6.反省点
現地に行ってみると自分は日本人なんだと思い知らされる点が多くありました。たとえば、授業中に、自分の考えがあったにもかかわらず発言することができませんでした。現地では積極的に発言する人が評価され、失敗は減点とはならないのです。そのことを先生から聞かされたとき、もっと自己をアピールしていく必要があったと思いました。また、ホームステイでは、もっと自分からホストマザーに話しかけたり、一緒にどこかへ出かけたりすれば良かったと思います。
7.その他参加希望者へのアドバイス
留学を迷っているみなさん。行って後悔することは絶対にありません。それは私と、また一緒に語学留学に行った電通大の友達が保証します。"It is no use crying over spilt milk." (後悔先に立たず)です。長期間海外に滞在できる機会は今しかないかもしれないです。ぜひ、自分の選択を信じて自信をもって海外に行ってみてください。
"Go for it!"
休日の過ごし方の一例です (スタンレーパークでサイクリング) |
授業の一環としてテレビ局に行きました。 授業は必ずしも教室で行われる訳ではありません。 |
作成日:2016年10月31日 / 更新日:2016年12月12日