張 諾情報システム基盤学専攻 助教
研究テーマ:セマンティックウェブ技術を用いたゲノムデータ解析
活動の概要
組織的な若手研究者等海外派遣プログラムの支援の下で、「セマンティックウェブ技術を用いたゲノムデータ解析」をテーマとして、カナダのニューブランズウィック大学で共同研究を行っていた。最近のセマンティックウェブ解析の関連研究の動向を調査した。セマンティックウェブに関連したテーマを扱う学会(FIG3)に参加して、世界中からの研究者が、セマンティックウェブ情報処理の理論や応用などの情報システムのモデルを研究している模様であった。研究成果としてWorkshopのSWAT4LSで基調講演として公表された。
具体的に、下記のように研究活動を行っていた。
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7月~9月:研究の準備
関連研究調査・データ収集を行った。
実験環境構築を行った。
研究のため自然言語処理に関連する学会GATE FIG3に出席し、情報収集と研究交流を行った。 -
10月~12月:
上述で収集したデータを用いて実験を行って、研究結果を評価した。
上記の共同研究と平行して、これまでの自分の従来の研究において、データ圧縮を用いたテクスチャ画像分類手法を提案し、実験と評価を行った。結果として、国際会議のICNC’11-FSKD’11の口頭講演として採録された。
研究成果概要
組織的な若手研究者等海外派遣プログラムの支援の下で、「セマンティックウェブ技術を用いたゲノムデータ解析」をテーマとして、カナダのニューブランズウィック大学で共同研究を行っていた。研究成果として、「A renaissance for the point mutation: from legacy data to semantic web services …」を題として、WorkshopのSWAT4LS(SWAT4LS, Berlin, 10 Dec. 2010)で基調講演として公表された。
上記の共同研究と平行して、これまでの自分の従来の研究において、データ圧縮を用いたテクスチャ画像分類手法を提案し、実験と評価を行った。結果として、「Texture Image Description Based on Data Compression」を題とした論文が、国際会議のICNC’11-FSKD’11の口頭講演として採録された。
国際化に関する所感及び提言
共同研究の受け入れ先はカナダの大学であったため、英語で研究活動と日常生活をしていた間に、自然に語学力がアップした。しかも、共同研究と学会参加を通じて、多くの海外の研究者と知り合い、これからの研究に役立てる。
今回の共同研究を通じて、更に海外の研究機関や研究者や先進的な研究手法などについて理解して、貴重な経験を得た。これからの研究と仕事に活かしたいと考えている。
作成日:2010年12月12日 / 更新日:2011年11月18日