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ヘンドロさん

留学生国籍:インドネシア

ホストファミリーのイヨダさんご夫婦に大学で初めてお会いしたとき、なんてエネルギーあふれる元気な、お二人なのだろうと思いました。ご高齢にも関わらす、このプログラムに参加し、しかも大学から少し離れたご自宅から足を運んできてくれていたのです。僕はとてもこのプログラムに参加することに、わくわくしました。

僕の旅は京王線で調布駅から稲城駅まで行くことから始まりました。そして、本当にはじめからお二人は思いやりのある対応をしてくださいました。車内では日本の電車について、日本の交通事情がインドネシアと比べてどのように良いかなどの話をしました。ますます僕はわくわくしてきました。首都のジャカルタは交通渋滞のためエネルギー利用に関して、もっとも効率の良くない都市として知られています。理由としては公共交通機関を利用せずに、信望を集めるために自家用車(特に高級車)を利用をする人が多いからです。

稲城駅に到着して、バスに乗り換えました。バスを降りて10分くらい歩いたところにイヨダさん宅はありました。最初からイヨダさんご夫婦との会話は暖かい気持ちになるもので、彼らは僕の両親のような気さえしてきました。会話は英語と日本語を交えたもので、僕はできるだけ日本語を使うように努力しましたが、言い方や単語がうまく選べない時は英語を使って話をつないでいきました。

ミチコさんは彼女のこれまでの人生、以前のお仕事であるツアーガイドについてのお話や彼女のご家族について話してくれました。シンガポールやマレーシアへと渡った彼女と彼女の息子さんの人生は、山あり谷ありでさまざまな経験をし、それが多くの留学生の両親代わりになる活動へとつながったようです。彼女とご主人は留学生たちとのたくさんの写真を見せてくれました。どのように留学生達が彼らの人生に関わってきたのかがわかりました。これまでの人生について話して聞かせてくれたことは僕にとって、とても素晴らしいことでした。

ご夫婦はたくさん本を持っていて、そのいくつかは2ヶ国語あるいはそれ以上の言語による本でした。その中にいくつかアラビア語と日本語の本もあり、とても面白かったです。彼らの話を聞いたり、本を読んだりすることで僕はたくさんの知識を身に着けることが出来ました。なぜ、僕が豚肉を食べないか、イスラム教徒にとって、どのように牛や羊を屠殺することが正しい方法であるかについても訊ねられました。預言者モハメットの文献にそってイスラム教徒は食肉の処理をすることを彼らに説明しました。

僕たちは本当にたくさんの話をしました。写真を見せながら僕の家族を紹介し、それから伝統的なインドネシア料理の紹介もしました。特に僕が好きなサテ・ソト・ナシクニンについての写真でした。それから僕はインドネシアの地図も見せて、僕のホームタウン、ジャカルタ、バリそしてマナドの場所を教えました。

お祈りの時間になると、ミチコさんはお祈りのために僕に一部屋貸してくれました。これはとてもよい事だと思いました。僕はお客様を尊重するということを彼らから学びました。夕食にはたくさんの料理を振舞ってくれました。僕にとっては初めて食べるものばかりでした。幸運なことに、魚やエビなどをはじめ、すべての料理がハラール(イスラム教徒が食べることを許されているもの)でした。どれもこれもすべてが美味しかったです。

夕食後、日本の伝統的な文化の一つ、抹茶を飲むセレモニーである茶道について教えてもらいました。どんな道具を使うのか、正しい一連の流れについてです。イヨダさんは僕のために美味しいクッキーも作ってくれました。帰る前に、漢字の書き方や漢字の成り立ちなどを教えてもらいました。いくつかの漢字は実際の普段の生活のイメージから派生しているということを知り、面白いと思いました。

今回が日本の人たちの生活を知る事ができた初めての経験でした。このような機会が持てたこと、そしてこのプログラムを通して日本の文化の一部に触れることができたことは本当に光栄なことです。このような機会が持てたことを感謝します。そして、近い将来、またこのような文化交流プログラムがあったら参加したいと願っています

作成日:2013年11月 9日 / 更新日:2014年2月26日