ヘンドリクさん
日本の家庭を訪問するという貴重な機会を与えてくれたこのプログラムに感謝したいと思います。僕は同じドイツ出身の研究生のドミニクと一緒の家庭への訪問でした。僕らのホストファミリーのシゲハラさんは1時に大学に迎えにきてくれ、その後、車で調布市外にある彼らの家へと向かいました。
ホストファミリーの家は小さいけれど、2階建てで、家の前の庭には花も植えてあり、素敵な家でした。場所は東京の中では緑が豊富でスポーツ競技場なども多くあるすばらしい地域でした。彼らには息子さんが2人いて、小さな犬も飼っていました。
テイコさんの趣味は書道で実際に書いて見せてくれました。僕らも挑戦してみることになり、墨を擦るところから始めました。平らな石の入れ物と四角いブロック型の墨を使います。石の入れ物の中に水を入れ、結構長いこと、水が黒くなるまでこの四角い墨をすらなければなりません。僕もドミニクも漢字を書くことが出来ないので、彼女が書いてくれた見本をコピーしなければなりませんでした。しかし、そう簡単にはうまく書けず、上手になるために何年も掛かるという理由がわかりました。
僕たちはみんなでスーパーへ買い物に行き、そしてその後銭湯へ行きました。僕にとって初めて訪れる場所でもあり、とてもすばらしい体験となりました。たくさんの違った種類のお風呂と、ドライとミスト、二種類のサウナ、それから有名な屋外のお風呂もありました。お湯は乳白色でしたが、実際には成分が規定値に達してないので、温泉とは呼ぶことは許されていないと話していました。家に戻ると既に夕食が用意されていて、みんなで一緒にこのすばらしい夕食をいただきました。この料理の名前は覚えていないのですが、フォンデュと呼ばれるものに似ているかなと思いました。熱いスープが入った鍋の中に薄くスライスした肉と野菜を入れます。とても美味しくて、何日か前に食べたホットポットと呼ばれる料理を思い出しました。
僕はとても面白くてエキサイティングな時間を素敵な人たちと過ごしました。そしてこの機会を与えられたことに感謝します。もう一度いつか彼らに会いたいと思います。
作成日:2013年11月 9日 / 更新日:2014年2月26日